いま必要とされている教育とは。学校教育は限界に来ています。

現在の教育に疑問を持つ方は多いでしょう。教育問題は様々なところで議論されており、その矛先は学校に向けられがちです。もちろん全て学校が悪いわけではありませんが、いまの学校教育は様々な問題を抱えています。

日本の学校教育の欠点の一つにクラスの人数が多いというのがあげられます。1人で3040人の生徒を相手にするとなると、ワンウェイの一斉授業になりがちです。そのような一方通行の授業では、生徒はただ先生の話を聞くだけであり、受動的になってしまいます。このような環境で生徒はどのように自発性を発揮できるでしょうか。これでは生徒の自発性を引き出し自ら考えて行動を起こす「自律性」を育てることができません。

また1人の先生が多数の生徒を受け持つと、その評価の基準がテストによる一律の評価となってしまいます。ペーパーテストによる一律の評価でどのように個々の個性を伸ばすことができるでしょうか。また、ペーパーテストで評価するにしても、生徒それぞれに見合った評価をするべきです。下記の「学校教育は創造性を殺している」の中でもケンロビンソンは「いまの学校教育は大学教授を育てるためにある」と説いています。もっと幅広く社会で求めれれる人材をわれわれは教育していかなければなりません。

いま必要とされている人材の育成を

社会で求められていない生徒が高校や塾予備校で大量に生産されています。京都大学の第25代総長 松本紘さんは、「京都から大学を変える」(祥伝社)で京都大学へ入学する学生の7割が基礎教養を身につけておらず「人生の落ちこぼれ」だと看破されています。日本でもトップに位置する大学でもそのような状況です。このままでは日本が衰退します。

「京都から大学を変える」 松本紘著 祥伝社

― 「国家の基盤は人にあり」と言われ、資源の豊かな諸外国でも国を挙げて教育に力を入れています。 ましてや、資源の乏しいわが国においては「育人(いくじん)」こそ、もっとも重要な未来への投資です。大学へ の期待が高まり、政府から国立大学改革プランが出ている今こそ、大学そのものが大きく変わらなければなりま せん。京都大学の改革は「世界で戦える大学」を作り、「次世代のリーダー」を育てるものです。教育論としても、 人材論としてもお読み頂ければ幸いです。―松本 紘(第25代京都大学総長)

いま大学で求めらていない生徒が高校や塾予備校で大量生産されていますが、これでは日本が衰退します。
プラトン学園は、この現状を改革します。基礎教養のない生徒は大学・社会で伸びません。


日本だけではありません。いま、世界中で教育が問題になっています。

How Schools kill creativity(学校教育は創造性を殺してしまっている)

全世界で推定2億人が視聴しています。
オリジナルはTEDにありますが、youtubeにも字幕つきでアップされています。話もおもしろく、とても素晴らしい です。

続編もあります。「Bring on the learning revolution(教育に改革を)


受動的学習から自発的学習へ 学校教育の弊害

みなさん、今の学校の授業は基本的に先生から生徒への一方通行で情報を伝える形式が主となっていると思いませんか。そうです、今の学校教育は文部科 学省の決めたカリキュラムをいかにこなすかが主目的となってしまい、学校の先生は黒板や白板の前に立っていかに短時間に一方通行の授業で生徒に分からせる か技能を競っているような状況です。一般科目は先生が「教えよう教えよう」と説明しすぎ、生徒は分かった分からないにかかわらずその時間、呆然と先生の言 葉を聞いているだけになっています。

それに対して体育や実技の授業では「教える」ことは授業全体の1割くらいで、ほとんど生徒に実際にやらせています。またスポーツクラブや書道教室では先輩やコーチの技を盗もうと自ら考えます。講師は生徒の習得状況を個別に判断して「ヒント」を与えます。

こ こに今の座学の学校教育の限界が見えます。つまり それは教える時間を増やせば増やすほど、分かりやすい授業を行うほど、生徒を受動的姿勢にしてしまうという問題です。受動的学習ばかり受けていた生徒は先 生から説明を聞くまで学ばないという姿勢があたりまえになってしまい、教えてもらていないから分からない、先生の教え方が下手だから成績が向上しないのだ と言う意識になってしまいます。体育や書道でそうであったように勉強も目標を持って自ら学ぼうとする姿勢・自主的学習へと意識を転換することで驚くほど実 力が向上します。そしてこうした自主的学習姿勢を身につけた生徒は将来も大学・社会でどんどんと伸びていくことになります。

いま、プラトン学園で学んでいる生徒さんたちからも多くこの悩みを聞いています。学校が面白くない、勉強が楽しくない。テストに追われ、成績が向上しないので君の行ける大学はこのあたりが限度だと。

何 かおかしい、でもどうしたらいいのかご両親とともに相談に来られます。プラトン学園は今の学校教育で欠落している「自主性の涵養」「想像力向上」を基本理 念としてひとりひとりの生徒に語りかけています。生徒さんの中には両親と相談し高校を退学して自主学習をスタートさせておられ、映画を見たり本を読んだり して人生を学び、自ら参考書を読み解いて発見をする活き活きとした毎日を送っておられます。学校教育に疑問を感じているあなた。是非プラトン学園の扉を叩 いてみてください。

 

学校の勉強が面白くない理由

「こんな勉強して何になるの?」と思ったことがありませんか?学校のカリキュラムではなかなか知識間の関係性を見出せません。知識を得ることは大事 なことですが、それを自分の中で過去の知識、経験と関連付けなければ意味がありません。学校での勉強が面白くない理由は何のための学習か全体が見えないま まに知識を細切れに詰め込むことがあります。

15世紀に大航海時代が訪れたことと日本の戦国時代は無関係ではなく、その大航海時代はモンゴ ル帝国の衰退と密接な関連があります。微分積分は大砲の弾道計算をすることで生まれて来たのですが、そのヨーロッパの近代数学もアラビア数字を活用するよ うになったことから生まれて来たことを考えると、細切れの断片的な知識では何のために先人がこのような考察を行ってきたのか、どのような時代背景・必要性 でこのような研究が始まるのか全く全体が見えません。それぞれの学問には歴史があり、また意外な共通性があります。数理科学と世界の歴史はその発展の中で 密接に関係性があり、日本史、世界史、地理は分割して学べるものではありません。物事の関連性や歴史のダイナミズムを知ることで勉強が面白いものとなりま す。

塾や学校で教えられる知識はまったく断片的で、問題演習を繰り返したり、一問一答形式の知識を頭に詰め込むだけでは全く面白くありませ ん。細かい技術的なテクニックの習得に追われていると学習意欲が失せてきます。大学入学が目的だけの勉強ばかりをやっていてはあなたの頭脳を硬直させるば かりです。

プラトン学園で学校のカリキュラムから解放されることで楽しく勉強する道が開かれます。

詳しい勉強法などはこちら